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こんにちは!
静岡県沼津市を拠点に、建設現場でクリーニング・多能工・養生などを行っている土井建装です。
突然ですが皆さん。
「多能工」
という職業をご存じでしょうか?
建設業で働いている人なら聞いたことがあると思いますが、建設業と関係のない人に、
「仕事何やってるの?」
「多能工だよ」
と答えても、
「……たのうこう?」
となる可能性が高いです。
大工なら分かる。
塗装屋も分かる。
電気屋も分かる。
設備屋も分かる。
クリーニングも何となく分かる。
しかし多能工。
名前から仕事内容が全然見えてきません。
「多くの能力を持った工……?」
なんだかゲームの職業みたいです。
ということで今回は、
「多能工とは一体何者なのか?」
土井建装が普段行っている仕事を交えながらご紹介したいと思います。
目次
建設現場には様々な専門職があります。
大工さん。
電気屋さん。
設備屋さん。
左官屋さん。
塗装屋さん。
防水屋さん。
内装屋さん。
それぞれが専門技術を持ち、一つの建物を完成させていきます。
では多能工は何をするのか?
ものすごく簡単に言うなら、
「専門業者と専門業者の間にある仕事」
を担当することが多い職種です。
例えば、
「この資材、移動しておいてほしい」
「ここの養生をお願いしたい」
「この作業が終わったら清掃してほしい」
「明日の工事までにここを片付けたい」
「ちょっと人手が欲しい」
そんな時に登場します。
現場監督さんから、
「土井建装さん、ちょっといい?」
と声を掛けられた時。
この、
「ちょっといい?」
には色々な可能性が秘められています。
本当に5分で終わる「ちょっと」の場合もあります。
30分の「ちょっと」もあります。
半日の「ちょっと」もあります。
たまに、
「それ今日一日かかるやつですよね?」
という「ちょっと」もあります(笑)
建設現場における「ちょっと」は非常に奥が深い言葉なのです。
多能工の面白いところは、毎日まったく同じ仕事をするとは限らないことです。
朝礼時点では、
「今日は養生だな」
と思っていたとします。
午前中、養生。
順調です。
10時の休憩。
コーヒーを飲みながら、
「今日はこのまま養生やって終わりかな」
なんて考えます。
すると監督さんが歩いてきます。
嫌な予感……
ではありません。
仕事のご相談です(笑)
「午後からこっち手伝ってもらえる?」
そして午後。
なぜか資材を運んでいる。
さらに15時頃。
「終わったらこっち清掃お願い!」
そして夕方。
ホウキを持っている。
朝は養生屋。
昼は多能工。
夕方はクリーニング。
一日三職種。
これが多能工の世界です。
ただし、何でも無茶苦茶にやるという意味ではありません。
作業内容を確認し、必要な資格や安全設備を確認し、自分たちで対応可能な作業なのかを判断してから施工します。
「頼まれたから何でもやります!」
では事故につながります。
できること。
できないこと。
資格が必要なこと。
専門業者へ依頼するべきこと。
これらを判断することも、建設現場では非常に重要です。
土井建装では多能工だけではなく、養生工事も行っています。
養生というと、
「シートとかベニヤ貼るだけでしょ?」
と思われるかもしれません。
しかし実際にやってみると、意外と奥が深い仕事です。
まず、何を守るのか。
床なのか。
壁なのか。
扉なのか。
ガラスなのか。
設備なのか。
そして、
何から守るのか。
傷。
汚れ。
水。
塗料。
粉じん。
飛散物。
人や台車の接触。
目的によって養生方法は変わります。
材料も様々です。
プラベニヤ、青ベニヤ、シート、テープ、マスカーなど、現場や用途に応じて使い分けます。
そして養生で難しいのが、
「絶対に取れないように貼ればいいわけではない」
ということ。
強力なテープでガッチガチに固定。
確かに取れません。
しかし撤去する時に、
「仕上げまで一緒に取れました!」
では大事件です。
守るための養生で仕上げ材を壊したら、本末転倒。
その瞬間、養生ではなく攻撃です。
貼る場所。
材料。
期間。
粘着力。
撤去方法。
そういったことまで考えて施工する必要があります。
きれいに貼るだけではなく、
最後にきれいに撤去できて養生完了。
ここまでが仕事です。
そして土井建装の大切な仕事の一つが建設現場のクリーニングです。
建物は完成した瞬間からピカピカ……
ではありません。
工事をすれば当然汚れます。
ホコリ。
木くず。
細かいゴミ。
テープ跡。
接着剤。
泥。
粉じん。
色々な汚れがあります。
工事中の建物を一般の方が見る機会は少ないと思いますが、完成間際でも意外と汚れています。
そこからクリーニングを行い、お客様へ引き渡せる状態へ仕上げていきます。
つまりクリーニングは、
建物のお化粧直し。
いや、
建物は化粧していないので、
建物のお風呂。
これもちょっと違いますね。
とにかく最後にきれいにする仕事です(笑)
クリーニングをしていて気持ちいい瞬間があります。
汚れていた床がきれいになる。
曇っていたガラスが透明になる。
ホコリだらけだった場所がきれいになる。
施工前と施工後で目に見えて変わります。
これは結構気持ちいい。
しかし逆もあります。
朝から一生懸命清掃して、
「よし!完璧!」
と思った場所。
昼過ぎに通ったら、
他業者さんが作業している。
夕方。
もう一度見る。
……。
汚れてる。
大丈夫です。
建設現場では普通です。
心を無にして、もう一度掃除します。
「俺はここを午前中にも掃除した」
そんな過去は忘れます。
大切なのは今です。
今、汚れている。
ならば掃除する。
クリーニング業者は時に哲学者になります。
多能工という仕事で大切なのは、単純な作業能力だけではないと土井建装では考えています。
重要なのは、
周囲を見ること。
例えば通路に資材が置いてある。
「俺が置いたものじゃないから関係ない」
ではなく、
「これ、通行の邪魔にならないかな?」
と考える。
ゴミが落ちている。
「自分のゴミじゃない」
ではなく拾う。
別の人が重そうな物を運んでいる。
手が空いているなら、
「持ちますよ」
と声を掛ける。
次の作業に必要な物を先に準備しておく。
こういう小さな行動が積み重なると、
「あの人に頼むと仕事が早い」
と言われるようになります。
建設現場で本当に仕事ができる人は、
ものすごい速さで動いている人だけではありません。
次に何が必要になるかを考えている人。
これが強い。
将棋で言えば数手先を読む。
多能工で言えば、
「たぶん午後これ言われるな」
を読む。
そして本当に言われた時、
「準備してあります」
と言えたら最高です。
監督さんからすれば、
「おお!」
となります。
心の中では、
「計画通り」
です。
ちょっとだけドヤ顔してもいいでしょう。
現場仕事では色々な道具を使います。
カッター。
バール。
ホウキ。
ちり取り。
インパクト。
掃除機。
脚立。
その他にも作業によって様々です。
長く現場仕事をしていると、
道具の扱いを見るだけで、その人の仕事ぶりが何となく分かることがあります。
使った道具をその辺に放置。
刃物を出しっぱなし。
ゴミと道具が混ざっている。
必要になった時、
「あれ?どこいった?」
となる。
そして探す。
5分探す。
10分探す。
最終的に、
ポケットに入っている。
これは現場あるあるです。
「ない!」
と言いながら自分が持っています。
だからこそ整理整頓は重要です。
必要な物を必要な時にすぐ使える。
使ったら戻す。
壊れていないか確認する。
単純ですが、こうした基本が作業効率と安全につながります。
建設現場ではスピードも大切です。
予定された工程がありますから、のんびり無制限に作業するわけにはいきません。
しかし、
早ければ何でもいいわけではありません。
急いで転ぶ。
急いで材料をぶつける。
急いで仕上げを傷つける。
急いで怪我をする。
これでは意味がありません。
土井建装が目指したいのは、
安全に、きれいに、効率よく。
速さは経験とともについてきます。
最初からベテランと同じスピードで作業する必要はありません。
それよりも、まず安全。
次に品質。
その上で効率を考える。
現場では、
「今日一日、何事もなく終わった」
これが当たり前のようで一番大切です。
怪我をせず。
事故を起こさず。
周囲にも怪我をさせず。
そして家に帰る。
「今日も疲れた!」
と言いながら風呂に入って、ご飯を食べて寝る。
翌朝また現場へ行く。
この当たり前を続けるために、安全があります。
私たちは沼津を拠点として、クリーニング、多能工、養生など様々な仕事を行っています。
その中で目指しているのは、
「困ったら、とりあえず土井建装に相談してみよう」
と思っていただける会社です。
もちろん何でもできるわけではありません。
できない工事もあります。
専門業者へお願いするべき工事もあります。
でも、
「これは無理」
と最初から終わらせるのではなく、
「どうすればできるか?」
「自分たちで対応できる範囲はどこか?」
「どういう方法なら安全に施工できるか?」
を考える会社でありたいと思っています。
建設現場は予定通りに進むことばかりではありません。
天候。
工程変更。
他工種との取り合い。
急な追加作業。
人員不足。
色々なことが起こります。
昨日決まっていた予定が今日変わる。
朝決まっていた予定が昼変わる。
昼決まった予定が15時に……
もうここまで来ると、
予定とは何なのか。
そんな日もあります(笑)
だからこそ臨機応変に動ける多能工が必要になります。
クリーニング。
多能工。
養生。
どれも建物の完成写真を見て、
「ここが土井建装の仕事です!」
と分かりやすく説明できる仕事ではありません。
養生は最後には撤去します。
クリーニングは汚れを消す仕事です。
多能工も色々な工程をサポートする仕事です。
つまり、
自分たちが頑張った証拠が最後には消えていることも多い。
少し寂しい気もします。
でも、それでいいんです。
養生した場所が傷つかなかった。
クリーニングした場所がきれいになった。
多能工として動いたことで工程が進んだ。
現場が無事に完成した。
それが結果です。
完成した建物の前を何年か後に通って、
「あそこ俺たち入ったな」
と言える。
家族と車で通った時に、
「お父さん、あそこ仕事したんだぞ」
と言える。
子どもからすれば、
「ふーん」
で終わる可能性もあります。
でもいいんです(笑)
本人は覚えています。
建設業には、そういう楽しさがあります。
土井建装はこれからも沼津を拠点に、静岡県内をはじめ様々な建設現場で仕事をしていきます。
クリーニング。
多能工。
養生。
現場によって求められることは違います。
簡単な仕事の日もあれば、
「今日はなかなか大変だったな」
という日もあります。
それでも最後に、
「土井建装に頼んでよかった」
と言ってもらえたら、それが一番です。
大きなことを言うつもりはありません。
日本一の多能工会社!
世界一のクリーニング会社!
宇宙一の養生会社!
そこまで言い始めたら、少し心配してください。
まずは目の前の現場を一つずつ。
頼まれた仕事を丁寧に。
安全第一。
品質を大切に。
そして少しくらい笑いながら。
真面目に仕事をすることと、楽しく仕事をすることは両立できると思っています。
朝から夕方までずっと難しい顔をしている必要はありません。
やる時はやる。
休憩中は笑う。
そしてまた仕事をする。
そんなメリハリのある会社でありたいと思っています。
もし建設現場で、
「養生をお願いしたい」
「クリーニングをお願いしたい」
「多能工が必要」
「人手が足りない」
「これ、どこに頼めばいいんだ?」
そんなことがありましたら、ぜひ土井建装へご相談ください。
最後の、
「これ、どこに頼めばいいんだ?」
これ。
結構好きです。
多能工の出番だからです。
相談された瞬間、
「どうやろうかな」
と考える。
方法を考える。
段取りする。
実際に施工する。
無事に終わる。
そして、
「助かったよ」
と言ってもらえる。
多能工の面白さは、そこにあるのかもしれません。
毎日同じことを繰り返す仕事ではない。
色々な現場へ行き。
色々な人と仕事をして。
色々な作業を覚える。
気がつけば、
昔できなかったことが普通にできるようになっている。
それが経験です。
ということで、
「多能工って結局何屋なの?」
という今回のテーマ。
最後にもう一度答えたいと思います。
多能工とは――
現場で困った時に、だいたい呼ばれる人です(笑)
そして、
「ちょっといい?」
と言われたら、
今日も元気にこう答えます。
「はい!どうしました?」
その「ちょっと」が5分で終わることを少しだけ祈りながら。
これからも沼津の土井建装をよろしくお願いいたします。
クリーニング・多能工・養生など、建設現場に関するご相談がございましたらお気軽にお問い合わせください。
今日も一日、安全第一。
ご安全に!